出したあと、しばらく無理なのは「不応期」。なぜあるのかは、まだ分かっていない
男性がイったあと、すぐには次に進めない時間がある。名前は不応期。長さは数分から何時間までバラバラで、なぜあるのかは実はよく分かっていない。

舞姫華さんっ! 男の人って、出したあとに「ふのうき」っていうのが来るんでしょっ! しばらく不能になっちゃう期間! ボク知ってるもんっ!

姫華……はぁ。一文字違いで大違いよ。「不能期」じゃなくて「不応期」。刺激に“応じない”期間ね。性の反応は、欲求・興奮・オーガズム・消退の4段階で説明されることが多いの。オーガズムはその中でいちばん短くて、たいてい数秒。

姫華そのあと体が元に戻っていく消退期に、男性はふつう、しばらくもう一度イけない回復の時間が要る。それが不応期よ。

舞へぇ~っ! じゃあちょっと休憩して、10秒くらいで復活するんでしょっ!

姫華短すぎるわよ!! カップ麺も作れないじゃない!! ……長さは人によって数分から何時間までバラバラ。しかもその間は、興奮も勃起もオーガズムも射精も、まとめて抑えられてるの。年を取るほど長くなるみたいね。

舞ずるいっ! じゃあ女の人には無いの!?

姫華女性にも、イったあとに反応が落ちる似た時間はあるわ。でもたいてい男性より短くて、そのまま刺激が続けば何度もイける人もいるの。

舞なんでそんなのがあるのさっ! 理由は!? 姫華さんなら知ってるでしょっ!

姫華……それがね、誰も分かってないのよ。ホルモンと神経の働きが重なって起きるんだろう、とは言われてるけど、仕組みはよく分かってない。どうやらどの動物にもあるらしいから、子孫を残すのに何か得があるんだろう、って考えられてる程度ね。

舞ぷぅ~! じゃあ不応期を無くす薬を作ればいいじゃんっ! 無限に続けられるじゃんっ!

姫華縮める薬なんて無いわよ!! ……オーストラリアの男性の健康団体の記事も、不応期が無かったらヘトヘトになるまで続けちゃうかもね、アンテキヌスじゃなくてよかった、って冗談まじりに書いてるわ。ブラウンアンテキヌスは小さな有袋類で、オスは11か月くらいしか生きないの。冬の2週間ほどの繁殖期が終わると、ストレスと疲れで死んじゃうのよ。

舞し、死んじゃうの!? ……ボク、不応期さんにお礼言っとくっ!

姫華……ふふん。分かればいいのよ。出したあとの男がぐったりしてても、怠けてるわけじゃないわ。アンタも急かさずに、ちゃんと待ってあげなさい。
姫華のまとめ
- 性の反応は欲求・興奮・オーガズム・消退の4段階で説明される。オーガズムはいちばん短く、たいてい数秒。男性はそのあと、しばらく再びオーガズムに達せない回復の時間(不応期)がふつう必要になる。
- 不応期の長さは数分から何時間までと幅があり、年齢とともに長くなる傾向がある。その間は興奮・勃起・オーガズム・射精が抑えられる。女性にも似た時間はあるが多くは男性より短く、刺激が続けば何度もオーガズムに達する人もいる。
- 不応期がなぜあるのか、仕組みはよく分かっていない(ホルモンと神経の働きの組み合わせと考えられている)。縮める薬は無い。有袋類のブラウンアンテキヌスのオスは約11か月しか生きず、冬の約2週間の繁殖期のあと、ストレスと疲労で死ぬ。
出典
※一般的な雑学です。医療上の判断が必要なことは医療機関に相談してください。登場人物はすべて成人です。